松下電器産業は2月8日、デジタルカメラ“LUMIX”の新製品として、
5メガ光学6倍「DMC-LZ2」と4メガ光学3倍「DMC-LS1」、
5メガ光学12倍「DMC-FZ5」を発表した。
DMC-LZ2は2月25日、DMC-FZ5は3月11日、
DMC-LS1は3月25日から発売する。
価格はオープンで、市場予想価格はDMC-LZ2が4万円前後、
DMC-LS1が3万円前後、DMC-FZ5が5万5000円前後からになる見込み。
●手ブレ補正を搭載したコンパクト6倍ズーム機――「DMC-LZ2」
DMC-LZ2は“手のひらサイズのコンパクト機で一歩上のズームを”
という要望に応えた新シリーズ。
手ブレ補正ジャイロ機能を搭載した自社開発の光学6倍ズームレンズ(35ミリ換算で37〜222ミリ)
「LUMIX DC VARIO LENS」を、100.5(幅)×63.5(高さ)×32.9(奥行き)ミリという小型ボディに収めた。
CCDは1/2.5インチ有効500万画素を採用。
新開発の映像エンジン「ヴィーナスエンジンプラス」を搭載。
高画質/高レスポンスと省電力を両立した。
バッテリーは単3形電池を2本使用。
同社オキシライド乾電池使用時、最大235枚(CIPA規格準拠)
の撮影が行える。
液晶モニタは大型2インチ微反射タイプのTFT液晶を採用。
本体色はブラックとシルバーの2色を用意。
●普及モデルにも手ブレ補正――4メガ3倍ズーム「DMC-LS1」
DMC-LS1は、実売3万円前後という普及モデルながら、
手ブレ補正ジャイロ機能を搭載。
1/2.5インチ有効400万画素CCDに自社開発の光学3倍ズームレンズ「LUMIX DC VARIO LENS」を組み合わせた。
LZ2と同様に映像エンジン「ヴィーナスエンジンプラス」を搭載。
バッテリーは単3形電池を2本使用。同社オキシライド乾電池使用時、
最大215枚(CIPA規格準拠)の撮影が行える。
液晶モニタは大型2インチ微反射タイプのTFT液晶を採用。
本体色はシルバー/ブルー/ブロンズの3色を用意。
●小型サイズに500万画素&光学12倍ズーム――「DMC-FZ5」
DMC-FZ5は昨年8月に発売したDMC-FZ3の後継機。
光学12倍の高倍率ズームに手ブレ補正ジャイロという
同シリーズの特徴を継承しながら、
1/2.5インチ有効500万画素のCCDを採用
(FZ3は1/3.2インチ300万画素)。
高倍率と高画素(CCDサイズアップ)を両立しつつ、
ボディは108(幅)×68.4(高さ)×84.8(奥行き)ミリと
従来モデルとほぼ同じサイズをキープしている。
液晶モニタも1.8インチ(従来1.5インチ)にサイズアップした。
レンズはLEICA DC VARIO-ELMARITを採用。
ズーム焦点距離は35mm換算で36〜432ミリ(F2.8〜3.3)で、
400ミリ超のテレ端で1メートルまで被写体に近づける
テレマクロモードを装備した。
また、新たに縦位置自動判別機能を装備。
手ブレ補正システムを利用してレンズの位置から縦横の判別を行うことで、
センサーを搭載せずに同機能を実現している。
1点測距時にCCDによるAF検波を高クロック化する
「高速1点モード」を新搭載し、
オートフォーカス速度を大幅に向上。
AFアルゴリズムの見直しにより、
3点/9点測距でもAFスピードアップがはかられている。